2019年1月30日水曜日

自己肯定感を高める子育て

自己肯定感とは

人が生きていくうえでもっとも大切な感情が「自己肯定感」です。

自己肯定感とは、自分の存在を肯定する感覚です。自分はここにいるべき人間であり、まわりの人は自分の存在を喜んでいる。自分の存在が家族に幸せをもたらしていて、そんな自分でいることがうれしい。「私は自分が好きだ」という感覚です。

この感覚は、私たちが自分として生きていくうえでもっとも基本となるものです。存在することへの自信です。

子どもの心が成長していく上で一番の土台になるのが自己評価や自己肯定感です。親の一番重要な使命は、子どもの自己肯定感を育てることです。

人間が一番パフォーマンスを発揮できるのは、自分の主体性が守られていて、周囲から尊重されていると感じられる時です。自分を大切にできる人安心感がある人は強いですよ。




子どもの自己肯定感を育む

私たちが生きていく上で1番大切なことは、「自己肯定感を持つこと」です。

そのためには子どもへの愛情が大切です。

スキンシップを取りましょう。抱っこしたり手を握ったりするだけでも大丈夫ですよ。
忙しい時は声をかけたり子どもを見たりするだけでも大丈夫。

それによって、「自分は愛されている」「ここにいていい人間なんだ」という自己肯定感をしっかりと育むことができます。人が生きていく上で絶対的な基盤となるのは、パパやママの愛情です。

「自分が愛されていて安心な場所にいる」と確信できてこそ、人はパフォーマンスが高まります。

無視したり虐待したりしてはいけません。無視されて育った子どもは生きる意欲がなく脳が萎縮してしまうという研究結果もあります。

幼児教育を一生懸命やるよりも、一緒にいる時間にいかに子どもと向き合って愛情を注ぐかが大事です。

一緒にいる時間の長さではなく、接する時間の密度を大切にしましょう。子どもとしっかり向き合いましょう。

子どもの今のそのまま認めましょう。勉強ができてもできなくても、子どもなりに一生懸命生きているのです。それはまず、認めて、「あなたはとても大切な子だ」ということを伝えましょう。子どもは、しっかり受け止めてもらうことで自己評価が育まれるのです。

子育てで1番大切なのは、自己肯定感を育むことです。これさえしっかりできていれば、その後のしつけや勉強も何とかなるのです。自己肯定感の低い子にしつけや勉強しようとしてもなかなか身につきません。


子どもが何歳になっても手遅れは決してありません。自己評価を育て直せば良いのです。


0歳から3歳

自己肯定感の土台が築かれるのが大体0歳から3歳です。これ以降ももちろん関係がありますが、根っこになる部分が築かれるのはこの時期です。

赤ちゃんの時期はスキンシップが大切です。抱っこして、目をして、笑顔で、色々と話しかけましょう。お母さんに抱っこされたり、甘えたりして自己肯定感が育っていきます。

赤ちゃんに抱き癖をつけたらいけないのでしょうか? そんなことはありません。抱っこされると子どもは自分が大切にされていると感じます。それによって自己肯定感が高まります。

4歳~6歳

自己肯定感を土台にしてしつけや生活習慣が可能となります。これが大体4歳から6歳です。

7歳以降

自己肯定感が高く、しつけや生活習慣を身につけた子供は大体6歳7歳ぐらいになると色々なことに好奇心が出てきます。そういう時に勉強教えてもらうと非常によく身に付けます。ですから小学校が6歳7歳から始まるのは合理的なことなのです。

好奇心旺盛な子は、何の勉強でも大好きです。わが子の好奇心を伸ばすことは、親の大切な仕事です。

子どもの話を聞く

子どもが話せるようになったら子どもの話を聞くようにしましょう。子どもの気持ちを受け止めるだけで、子どもは自分が大切にしてもらえたと感じます。

子どもの話す時間より、自分の話す時間の方が長くなってはいけません。話を聞くときに大切なことは、「そうだね」とまず相手の話を聞くときにうなづいてあげることです。リアクションがないと、話しづらくなります。

相手の言葉を繰り返しましょう。自分が言ったことでも相手から返ってくると、「相手に分かってもらえた」という気持ちになるのです。

非を認めさせようと徹底的に反論するのではなく、いったん子どもの言い分を認めましょう。


「がんばっているね」

私たちはよく子どもに「頑張れ」と言いますが、「頑張れ」と言うよりも「頑張っているね」と認めるようにしましょう。子どもなりにいろいろ苦労しているのです。そういう子どもに頑張れと言うだけではなく、「いつも頑張っているね」と言ったほうが、子どもも元気が出るのです。

10歳まで十分に甘えさせる

子どもの心は依存と自立を繰り返して大きくなります。子どもは子どものペースで甘えと自立を往復します。甘えない人が自立するのではなく、甘えて良い時に充分甘えた人がするのです。もちろん実際は、親も忙しいのでなかなかうまくいきません。ついつい子どものペースではなく、親の都合になってしまいがちです。やむを得ない時もありますが、子どものペースで甘えたり、反抗したりできる方が良いのです。

10歳までの甘えは、人格の土台を作るでも大切です。10歳までは徹底的に甘えさせましょう。そうすることでいい子に育ちます。相手に対する信頼と自己評価が高まります。

10歳以降は親離れしていく時期です。それまでに充分甘えていれば、次第に甘えなくなります。子どもが自立に向かう時は親は見守りましょう。子どもが不安になって頼ってきたら、その時はきちんと受け止めましょう。子どものペースに付き合いましょう。

小学生のうちは充分甘えて良い時期です。甘えて良い時にしっかり甘えた子が、しっかり自立するのです。

「甘やかす」と「甘えさせる」は違います。「甘やかす」というのは過保護です。大人の都合で子どもをコントロールすることです。これに対し、「甘えさせるの」は子どものペースを尊重することです。

しつけ

0歳から1歳のしつけ

この頃は自分の気分や感情を感じることができても、相手の気持ちを理解することができません。だから、この時期の赤ちゃんにしつけをしようと思っても意味がありません。この時期は親の事情など分からないのでしつけをしようというのは難しいでしょう。むしろ子どもの欲求や気分に応えて子どもの自己肯定感を高めましょう

1歳から2歳のしつけ

この時期は親の言葉も理解できるようになってきていますがまだそれに従うことができません。なんでもいやいやといいます。これは自己主張の始まりです。

2歳から3歳のしつけ

相手の言ってることを理解できるだけでなく、自分の意思をかなり上手に伝えられるようになります。しかし、まだ親の言われるとおりにしたり、指示に従ったりはできません。ほかの子どもと一緒に遊んだり、協力したりするには、周囲の助けが必要です。

3歳から5歳のしつけ

簡単なルールを守れるようになります。でも、その時の気分に左右されることも多いです。

時間はかかるようでも、「ありがとう」や「嬉しい」の言葉かけが子どものやる気を引き出します。

同じ物事でも必ずプラスの見方とマイナス見方があります。マイナスの見方をプラスに変えることで気持ちまで変わることがあります。肯定的な言葉をかけていきましょう。

子どもなりの努力を認めることが大切です。

3歳までにしつけをさせることは無理です。無理強いすると、恐怖で子どもをコントロールすることになりかねず、心の形にかえってマイナスです。

3歳までの子どもの脳の発達が著しく、この直に周囲からの愛情に包まれ安心できる環境の中で育てられることはとても大切です。しかし、それは絶対的に母親でなければならないというものではなく、父親や、あるいは保育者であっても良いと様々な調査結果を示しています。

3歳までに1番大切なことは、子どもに安心感を与え、子どもの自己肯定感を育むことです。

兄弟の個性に応じた育て方

子どもによって同じ兄弟でも甘えるのが上手な子と甘えるのが下手な子がいます。子どもがあまり甘えてこない時は、どこかで我慢しているのではないかと考えて、接する時間を増やしたり、スキンシップを増やしましょう。

1番上は、親も最初の子育てで力が入ります。

真ん中は親もアバウトになっています。上と下に挟まれて親の目が届きにくく寂しがり屋です。意識してかまってあげましょう。

1番下は親だけでなく上の姉妹も手をかけています。自立心を養うためになるべく自分でさせるようにしましょう。

ときには母と子ども1対1のラブラブタイムを作ってみましょう。

基本的に兄弟喧嘩には親は立ち入らないようにしましょう。子どもが喧嘩によって人間関係を学びます。下手に大人が介入すると忘れます。喧嘩は基本的にやらせておきましょう。その後の悔しい気持ちをしっかり聞きましょう。そうすると翌日にまた仲直りできるのです。

課題の分離

子どもの問題は子どもに解決させましょう。子どもの問題を大人の方でとってしまわないようにしましょう。