生後1カ月
1カ月健診を受けましょう。健診では、赤ちゃんの体重の増え方や、先天性の病気などがないかを確認します。育児の疑問や気がかり、ママの心の状態など、遠慮なく相談しましょう。
生後1カ月の赤ちゃんの発育・発達
身長は出生時より約6~7cm伸び、体重も約1~2kg増えて、全体的にふっくらした体つきになります。体を反らせたり、手足をバタバタと動かすようになり、中には口にこぶしを持っていく赤ちゃんも出てきます。首はまだグラグラしていますが、顔を左右に動かせるようになり、うつぶせにすると顔を少し横に向けられる子もいます。
少しずつ起きている時間が長くなってきます
昼夜の区別はまだありませんが、次第に起きている時間が長くなります。新生児期と同様、「飲んでは寝る」の繰り返しですが、少しずつ起きている時間が長くなってきます。とはいうものの、赤ちゃんのペースに合わせてお世話をするのが基本です。
授乳について
だんだんおっぱいを上手に飲めるようになってきます。授乳間隔の空く赤ちゃんもいますが、一方で頻繁に欲しがる赤ちゃんもいます。授乳リズムは整わなくても、それが当たり前の時期です。赤ちゃんが欲しがったらあげるスタイルでよいです。まとまって寝る時間が増えてきた赤ちゃんは、起こしてまで飲ませなくても構いません。
1日7~8回飲み、1日6回以上おしっこが出て、体重が1日平均18~30g増えていれば大丈夫です。
ミルクの場合は、1日6回くらいが目安ですが、おっぱいと同様赤ちゃんのペースで、欲しがったらあげましょう。
「最近はおっぱいがあまり張らなくなった」「おっぱいがわき出るときのツンとした感じがなくなった」と感じることもあるでしょう。これは、おっぱいを瞬時に作るリズムが安定し、必要に応じておっぱいが分泌されるようになったというサインです。おっぱいの出が悪くなったのではありません。
周囲への興味が出てきて、あやすと反応する赤ちゃんも
少しの間ママやパパの顔をじっと見つめるようになります。これは、新生児期にはなかったことでしょう。赤ちゃんは、少しずつ目に映ったものに注意を向けるようになっています。今の赤ちゃんは、目から30㎝くらい離れたところにあるものを認識しやすいので、ママやパパの顔や、おもちゃを見せてあげるときは、このくらいの距離まで近づけてあげてあげるとよいでしょう。とはいっても、赤ちゃんは、まだ目の前にあるものに反応したり、笑いかけているだけです。肌の感触や温かさを感覚でとらえてわかってくる時期ですので、積極的にスキンシップしましょう。
赤ちゃんは、抱っこや体に触れられるのも大好きです。ママは慣れない育児で大変でしょうが、ぜひ赤ちゃんとのスキンシップを楽しみましょう。
授乳中や抱っこのときなどに、赤ちゃんからママに触れてきたときは、「なぁに」「ママはここよ」と笑顔や声かけで応えましょう。
周囲への興味も徐々に出てきて、メリーやガラガラの音をじっと聞いたり、あやすと反応したりすることもあります。ママやパパの表情の変化をよく見ているので、やさしく声をかけながら、笑顔でお世話しましょう。
外気浴も
ママに少し余裕が出てきたら、赤ちゃんと一緒に外の空気を感じに行きましょう。まずは部屋の窓を開けて、赤ちゃんを外の空気に触れさせます。外の空気に慣れてきたら、過ごしやすい時間帯に5分ほどベランダへ出てみましょう。少しずつ時間を延ばして、1日1回、30分以内を目安に外気浴を楽しみましょう。大人と一緒におふろ
赤ちゃんを大人と同じ湯船に入れられるようになります。慣れないうちは、ママ1人で赤ちゃんを入れるのは大変かもしれません。赤ちゃんの体を洗って一緒に湯船につかる人と、おふろ上がりの赤ちゃんをお世話する人と分担してもよいでしょう。生後1カ月の親子のコミュニケーション
赤ちゃんが楽しくなるコツ、それはママ・パパが楽しむことです。楽しさは伝わるもの。赤ちゃんがいることを存分に楽しみましょう。
- 赤ちゃんの目をじーと見て「ママですよー」「パパですよー」とごあいさつ。視線が合ったら、ママの顔をゆっくりと左右に動かしてみます。だんだんママやパパを目で追えるようになるでしょう。
- 子守唄を歌おう:赤ちゃんを抱っこしたら、背中やお尻をとんとんしながら子守唄を歌ってあげましょう。江戸の子守唄「ねんねんころりよ」や、「ねむれ、ねむれ」と歌うシューベルトの子守唄など、ママ・パパが慣れ親しんだ子守唄を口ずさんで、ゆったりした気分になって。
- 音遊び:包み紙を丸めてクシュクシュと音をさせたり、乳酸飲料の空き容器に米粒を入れてサラサラという音を聞かせてあげましょう。赤ちゃんが喜ぶ音を探してみてください。
- おなかに口を当てて息を吹きかける:赤ちゃんのおなかに口を当てて、息を吹きかけると「ブブブー」と音がします。くすぐったさ、音のおもしろさ、親子の一体感で喜びます。
- 指でおさんぽコチョコチョ遊び:赤ちゃんの体を散歩するように、おなか、わき腹、足の裏など、指先でくすぐります。笑顔で話しかけながら脳や心も心地よく刺激しましょう。
- おむつ替えを楽しい時間に:おむつ替えや着替えのときなどに、楽しくスキンシップしましょう。軽く足をさすってのびのび。おむつ替えを嫌がる赤ちゃんもご機嫌になりますよ。
- たくさんほめよう:ほめられるとうれしくなるのは、赤ちゃんも同じです。ほめられることで、赤ちゃんは自分が愛されていることを実感し、安心します。「泣き声が元気だね」「いっぱい飲めたね」など、ポジティブな言葉がけをたくさんしてあげてください。言葉に出すと、ママも前向きな気持ちになりますよ。
- ママやパパの百面相:ママのほうから赤ちゃんの視界に入り、目と目があったら舌を出して「あっかんべー」をしたり、頬をふくらませてたり、口をとがらせてみたり、面白い顔をしてみましょう。
- ママもいいこ、いいこ パパもいいこ、いいこ:赤ちゃんの手をそっと持って、ママやパパの頬や頭にさわらせてあげましょう。最後は、赤ちゃんの鼻とママやパパの鼻をそっとくっつけて「仲良し、仲良し」と言ってみましょう。
- ほっぺをちょんとする:あかちゃんのほっぺにママやパパの温かい手やタオル、丸めたティッシュペーパーなどを「ちょん!」。軽くタッチしながら「柔らかい?」などと声をかけてみましょう。
- 音の出るガラガラで遊んでみよう:音の出るガラガラなどで赤ちゃんと一緒に遊んでみましょう。目の前でゆっくり左右に動かして、音を聞かせて。赤や黄などはっきりした色のほうが赤ちゃんは認識しやすいですよ。
- 何でも歌っちゃおう:日々のお世話の際の話しかけに節をうけてみます。「♪おはよーおはよー○○ちゃん」「おっぱい飲んでごきげんね」など。ママやパパの楽しい気分は赤ちゃんにも伝わります。
- たくさん話しかける:生まれたばかりの赤ちゃんにもママの声はしっかりと聞こえています。赤ちゃんはママの声を聞くと安心するので、「おはよう」「かわいいね」など、たくさん話しかけてあげましょう。何を話しかけたらいいのかわからないママは、お世話のときにママが感じたことを声に出してみて。「おっぱいおいしい?」「おしりがきれいになって気持ちいいね」など、思ったことをそのまま話しかけるようにすればOK。お世話がもっと楽しくなりますよ。
- 赤ちゃんの手のひらを指でつついてみよう:手のひらを指でつついたときに、指を握るような反応をするのは、「把握反射」と呼ばれるもの。これは意思とは関係なく体が動く「原始反射」の一つです。小さな手をギュッと握る様子がかわいいですよね。