2018年8月11日土曜日

早期教育は意味がない?環境を用意してあげよう

グローバル社会で通用する人間にするために、親は子どもにどのように接するべきなのでしょうか? 



2020年からは、現在小学5・6年生から必修となっている「外国語活動」が3・4年生から必修になり、5・6年生では教科になります。

子どもの早期教育や知育をあおる情報や商品が世の中にあふれています。そういった早期教育は、本当に効果のあるものなのでしょうか?

『○歳までに~をしないとダメ』『~をすれば子どもの才能が伸びる』と言われると、不安になったり焦燥感に駆られたりしてしまうのは、親の気持ちとしては理解できます。でも、そうした早期教育法や知育玩具にお金をかけても意味はありません。

子どもにとっては、遊びこそが最高の学習ツールです。早期教育は子どもたちが遊ぶ時間を阻害するという意味で、効果がないどころか弊害のほうが大きいケースもあります。

0~6歳の乳幼児期は遺伝の影響はそれほど見られず、それよりも、家庭環境の影響が色濃く出る時期です。

乳幼児期は家庭環境の影響が強いため、親が教育熱心で語学などの早期教育をした場合、すぐに結果が出るように見えます。子どもは吸収力も高いため、例えば英語学習をさせればみるみる身に付けるように見えます。

しかし、長期的に見ればその効果は一時的なものにすぎません。子どもは成長するにつれて家庭以外の環境にも身を置くようになります。遺伝的素養の影響が強く出るようになっていきます。

親が頑張ってずっと英語学習を続けるような環境が維持できればそれなりの効果も期待できますが、未就学期にやっただけでその効果が一生続くわけではありません。

子どもの才能は、遺伝と環境が結びついたときに発現します。

遺伝子は、親にも子ども本人にも変えようがないものです。

したがって、親にできることは、子どもの遺伝的素養に合った環境を用意することです。


現代社会では、必要な技能や知識、考え方を自分で見極め、自ら学んで適応していくことが求められています。

そこで親に必要なのは、「子どもにすべて好き勝手にさせ、放置するのではなく、大人は一歩離れたところから適切にガイドしてあげること」です。

何かを「覚えさせる」ために手取り足取り教えるのではなく、子どもが自ら考え、判断し、行動できるような環境を用意し、その中で子どもを思い切り遊ばせることです。そのために親は、子どもとしっかりと向き合い、その好き嫌いや志向性をよく観察し、見極める必要があります。

子どもが社会に出てから自分の能力を発揮できるようにするには、自分に合わないことをイヤイヤするのではなく、やはり「好きだ」「楽しい」と思えることをしたほうがよいのです。


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